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ゴンベが種まきゃ

 本社工場の稲荷神社にある椿の生け垣の下には、一面に苔が生えていて、緑の絨毯のように美しかったのですが、今年の夏頃から、度々、何者かによって掘り返され、写真のように見るも無惨な有様になってしまいました。
 掘り返すといっても、直径2cmの団子状に、苔ごと土がまき散らされているという状態なので、とても人類の仕業とは思えなかったため、「モグラ犯人説」、「ネズミ犯人説」、「自然現象説」、はたまた「超常現象説」と諸説飛び交ったのですが、地面に落ちた椿の種をカラスがほじっているのが目撃され、容疑者は、ほぼ確定されました。
 このカラス、地面をほじるだけではなく、すぐ近くにある水道の散水ホースの中に、器用にくちばしを操り、椿の種をいくつも突っ込むというイタズラも目撃されています。
 イタズラをするということは、かなり知能が高いのでしょうが、それならば、もっと世のためになることをしてもらいたいものです。

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