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世話のかかるヤツら

 本社工場周囲の緑地帯には、いろいろな樹木が植えられています。
 その中で、世話のかかる木はというと、ソテツと椿と桜です。
 ソテツは秋口に橙色の実をつけます。その実は、いかにもおいしそうな甘い香りがするのですが、有毒なので食べられない上に、辺り一面に落ちた実が腐って異臭を放つので、掃除が大変という とんでもないヤツです。
 椿には「チャドクガ」という毛虫が春と秋に発生します。この「チャドクガ」は、よく統率された兵隊さんのように整列して「ザッザッザッ」という感じで葉っぱを食い荒らします。それだけならまだしも、この虫、触っただけで、無数の斑点状の皮膚炎ができるだけでなく、その体毛が風に乗ってそれが皮膚に付着しただけでも同様の症状が出るという とんでもないヤツです。
 桜は、春に開花しているときはすばらしいのですが、落ちた花びらの清掃、秋の落ち葉の清掃と手間がかかる上に、これまた「アメリカシロヒトリ」という毛虫が年に2~3回発生します、「チャドクガ」のような毒はないようですが、すごい速度で葉を食い荒らすので、「チャドクガ」同様駆除が必要です。
 こんなに世話のかかるヤツらなのですが、工場に緑があるとほっとします。

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